ガリレオおじさんの愉快な日記

ラーメンショップ好きのおっさんがただ書き殴るだけ

OKY〜現場の嘆き〜

今日は僕が仕事で感じた苛立ちをぶちまけていきたいと思います。

目次

OKYとは?

皆さんはOKYという言葉をご存知でしょうか?
ちょっとかっこいい意識高い風の言葉?WHOのような何かの機関名?いえいえとんでもない!OKYとはこんな意味でございます。

「OKY」とは、「O(おまえが)K(ここへ来て)Y(やってみろ)」の略で、企業の海外駐在員たちの間で一種の隠語として使われている言葉です。現地の事情を知らずに、日本から無理な指示や要求ばかり送ってくる上司の無理解や、現地側と本社側との意識のギャップを象徴しています。

※下記サイト様より引用
「OKY」とは? - 『日本の人事部』

そう、"OKY"とは"お前が来てやってみろ"の略。"OKY"とは我ら現場担当者の怒りと嘆きの代名詞なのであります!(といっても僕は海外在住でなく、あくまで海外担当者ですが…)

なんだこいつら!?

そもそも何故こんな感情が湧いてくるのでしょうか?それは、海外サイドと日本サイドの深い溝が理由にあるのでした…

まず、当たり前の話なのですが海外では日本の常識が通用しません。平気で予定をドタキャンすることもあれば、よく分からない理由で突然キレだしたりとか日常茶飯事です。特に、みんな大好き日本の忖度文化なんてものはありませんから、本当に気分だけで人の良し悪しを決めつけてきたりします。

特にアジア系の人達のセンスはすごいです。「こいつ、出来るやつ!俺、コイツ信じる!」みたいに一度実績を出すと"信者化"します。逆に言うと、一つでも実績を出せないと「こいつ、使えないやつ…俺、コイツの話聞かない…」ってガチ目の不満感を露骨に繰り出してきます。同じ会社のメンバーですよ?日本だといくら嫌いな社員だったとしても忖度で流してくれますが、海外ではそれは通用しません。成果を出せないとマジで信用を失います。まさに、なんだコイツら⁉︎というカルチャーショックを受けます。

事件は会議室で起きてるんじゃない!

こんな調子ですから、日本サイドと海外の現場の温度差は酷いです。恐らくこれはどの職場でも当てはまることだと思います。日本から出たことがない、もしくは旅行レベルでしか海外に行ったことがない人達は日本の価値観でしか物事を判断できないので、海外の現場のリアルな声に耳を傾けられないのです。なんだかんだいって日本は優しい人が多いですからね。

でも、僕は声を大にして言いたい「事件は会議室で起きてるんじゃない、現場で起きてるんだ!」と。

現場を知らないと机上の空論、もっと酷いと勝手な妄想でしか語れなくなります。

意識高い系は海外では信用を失う

特に若い人達に多いのですが、やたらと海外での仕事を経験した感想を聞いてきます。海外で仕事してるのに憧れているのか知りませんが、正直言うと、クソうざいっす!机上の空論より目の前の仕事をしてくだせえ。てかそんなこと言ってる暇があったら自分でそのビジネスに飛び込め!

リアルな話をしますと、海外の現場担当者からもこういう人達はことごとく嫌われております。

「アイツは仕事もしないで、ただ観光しにきたヤツ」ってね。

海外に憧れるただの意識高い系はこの現実を一度知った方がいいです。一度、海外の現場に揉まれた方がいいですよ。日本は何となくで済みますが、海外では通用しません。目の前の人達に真摯に向き合わないと簡単に信用を失います。

日本dis海外推ししてる奴は大体ニワカ

かようにして海外現場は苛烈な世界ですので、日本に引きこもって「日本はここがダメ!海外は〜」という語り口調の奴らの言うことはあまり信用していません。そもそもテメーは海外の何を知っとるじゃ!という感想しか出てきません。まずは海外のリアルに飛びこんで下さい。きっと色々と考え直すと思います…

OKY(お前がここに来てやってみろ!)の真実はこんなところだと思います。


以上、現場からの中継でした!